肌の乾燥を防いで美肌を目指そう
肌の健康は、外的要因だけでなく内的要因、特に食生活とも深く関わっています。
不規則な食習慣や栄養の偏りは、皮膚の構造を損ない、紫外線や化学物質、細菌など外部環境に対するバリア機能を低下させる可能性があります。
そのため、バランスの取れた食事が肌の健康維持には不可欠です。
中でも魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸やビタミン、亜鉛・セレンなどの微量栄養素は、抗炎症作用や細胞膜の保護、皮膚の新陳代謝の促進に寄与します。
こうした成分は、肌のうるおいや弾力を保つとともに、肌荒れや炎症の予防にもつながることから、魚を適度に摂取することは肌の健康維持に有益であると考えられます。
山形県立米沢栄養大学
健康栄養学部 教授
加藤 守匡(Morimasa Kato)